1979年に全米レベルで実施された大規模試験に参加した4,912人の母親を対象に、1994年までは毎年、そして、、その後2004年までは隔年で、妊娠中の飲酒について調査を実施し、1986年以降は、彼女らの8,621人の子どもを対象に、4才から11才までの間、1年おきに日頃の行動や振る舞いについて調査しました。
その結果、妊娠中の飲酒が週に1日増えるごとに、その子どもはが問題行動をおこす割合が増加しました。
そして、妊娠中にお酒を飲んだ母親の子どもは、そうでない子どもに比べて、注意散漫で衝動的な行動をする子どもが多いことも分かりました。
このことから、妊娠中にお酒を飲むと、出生後の子どもの行動にマイナスの影響を及ぼすことが確かめられました。
コメント
今回の報告は大規模で実施され、また、子どもの環境や遺伝的な要因を取り除いて、妊娠中の飲酒が及ぼす影響について正確に検証できたとしています。
妊娠前、妊娠中にかかわらず、お酒は飲まないのが無難なようです。