その結果、ほとんどの調査研究は幼児期までの限られた期間ではありますが、神経発達において体外受精や顕微授精によるリスクの上昇は確認されなかったとのことです。
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体外受精や顕微授精等、母親になる女性の体外で、卵子や精子、受精卵を操作する生殖補助医療が、それによって出生する子どもにどのような影響を及ぼすのかは、実際に追跡調査することによってでしか明らかになりません。
現在まで、日本を含めて世界各国で、さまざまな追跡調査が現在進行形で実施されています。
そして、現在までのところ、高度な生殖補助医療による子どもの身体や知能の発育状況に目だった影響は認められていません。
今後も追跡調査の結果に注目していく必要があります。