不妊という現実へのパートナーの態度や対処方法が及ぼす影響

ストレス

2008年04月24日

Human Reproduction

なかなか子どもが授からないことへの対処の仕方が、パートナーにどのような影響を及ぼすのかについて、アメリカとデンマークの研究チームが調査し、その結果を発表しました。

体外受精を受けようとしている1,169名の女性と1,081名の男性を対象に、アンケートを実施したところ、以下のような傾向があることが明らかになりました。

・自発的に問題を回避しようとするのは、男性にとっても、女性にとっても、当人や夫婦間、そして、社会的な苦痛を大きくする。

・女性が、自発的に問題に対処することは、男性の苦痛を大きくする

・なかなか授からないことに肯定的な意味を見出そうとするのは、男性にとっては夫婦間の苦痛を低減させるけれども、女性にとっては社会的な苦痛を大きくする。

不妊という現実へにどのような態度や考えで臨むのかは、パートナーや夫婦間に大きく影響を及ぼすことが分かりました。

コメント

不妊という問題に直面したときに、なかなか授からないという問題そのものだけでなく、パートナーの態度や考え方、行動が、お互いの心の状態に大きく影響を及ぼすということでしょう。

いつ授かるのかについては、自分たちだけの力ではコントロールできないわけですから、問題への対処の仕方は、自分たちの努力で、いかようにでもなるはずです。

お互いの考えや価値観を尊重しながら、助けあえるような関係を築きたいですね。

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