調査は、2002年~2005年の間にオーストラリアで初めて体外受精を受けた(自己胚)、36,412周期を対象に実施されました。
その結果、35歳を超えてからは、妊娠率の低下が一層顕著になることが分かりました。
また、不妊原因からは、男性不妊の場合の初回の体外受精の出産率(22~36歳)が22.0%と、女性側に原因がある場合(19.2%)よりも高いことが分かりました。
コメント
最も妊娠する力に影響を及ぼす要因は母親になる女性の年齢です。
オーストラリアの調査結果から、35歳が1つの目安になるということ、また、たとえ、高度な生殖医療でも、年齢による妊孕性の低下を治療することは困難であることが分かります。
もしも、卵管の通過性や男性の精液に問題がなければ、体外受精の有効性はそれほど高くないと言えるのかもしれません。