アメリカのテネシー州のバンダービルト大学医学部の研究チームは、33054名の40~70歳の女性を対象に閉経時期と食生活についてのアンケートを実施しました。
その結果、平均の閉経時期は49.2歳で、平均の生殖可能な期間は34年でした。
初潮が早いほど、初産の年齢が若いほど、そして、最後の出産が遅いほど、授乳期間が長いほど、生殖可能期間が長くなる傾向が確認されました。
また、20代のBMI(体格指数)が高いほど、中年以降に体重が増加した女性ほど、身体をよく動かす女性ほど、閉経時期が遅く、生殖可能期間が長いことが分かりました。
さらに、摂取カロリーが高く、果物やタンパク質を多く摂取する女性ほど、お茶を飲む習慣が長い女性ほど、生殖可能期間が長いことも明らかになりました。
コメント
閉経時期が遅く、生殖可能な期間が長い女性は、卵巣年齢が実際の年齢に比べて若いということであり、閉経時期や生殖可能な期間には個人差が大きいということは、卵巣年齢は個人差が大きいということです。
そして、その個人差は、生殖活動以外にも、生活習慣が大きく影響していることが高められたとのこと。
20代のBMIが高いほうが、そして、中年以降に体重が増加したほうが閉経が遅いというのは、とても興味深い結果です。
一言で言ってしまえば、しっかりと食べるということになるでしょうか。
生殖活動を活発にするためには、とにかく、食べることが大切なようです。
そういう観点からいえば、ダイエットは、生殖活動の大きな敵であると言えます。