スウェーデンの研究チームは女性の月経周期が妊孕性の目安になるかどうかを確かめるために、体外受精や顕微授精の6271周期を対象に月経周期と妊娠率や出産率を調べました。
その結果、月経周期が短い女性ほど、年齢に関係なく、卵巣刺激への反応や受精卵の質、妊娠率や出産率が低いことが分かりました。
月経周期が34日以上の女性は、26日以下の女性よりも出産率が約2倍でした。
このことから、月経周期は女性の妊娠する力を把握する目安になることが分かったとのこと。
コメント
それぞれの周期はすべて一定期間の平均の周期です。
月経周期の長さは周期によって長くなったり、短くなったりするものです。
ですから、一時的に短い周期があったとしても心配し過ぎることはありません。
通常は、年齢が高くなるほど、周期が短くなる傾向になあるますが、今回の報告では、月経周期の長さと妊娠、出産率の関係は、年齢に関係なく、反比例することが確かめられたことから、年齢以外で、妊娠する力をはかる目安となると指摘しています。