スペインのコルドバ大学の研究チームは、45人男性を対象に、運動強度が精液に及ぼす影響を調査しました。
45人の男性の内訳は、16名が日常の運動習慣のある男性で、残りがアスリート(14名がポロの選手、15名がトライアスロンの選手)でした。
その結果、普通に男性とアスリートの男性で最も違いが顕著だったのは、精子の正常形態率で、普通の男性の平均が15.7%だったのに対して、ポロ選手では9.7%、トライアスロン選手では4.7%で、いずれの種目のアスリートも正常基準値の14%を下回っていました。
精子の正常形態率が5%を下回ると男性不妊と診断されるとしています。
また、精子濃度では、それぞれ、1ミリリットルあたり6100万、5800万、4820万と、運動強度が高まるほど少なくなる傾向がみられました。
このことから運動による負荷は精液の状態、特に、正常精子形態率に影響を及ぼすとしています。
コメント
あまり激しすぎる運動は精子の形態にマイナスの影響を及ぼすようです。運動後の体の手入れやケアに気をつける必要がありそうです。
また、強いストレスは奇形精子を増やすとの報告もあります。
何事もバランスが大切なようです。