精液検査が正常な男性36名（喫煙者17名、非喫煙者19名）と、男性不妊患者の36名（喫煙者15名、非喫煙者21名）の精液中の亜鉛濃度を調べたところ、精液検査が正常な男性の精液中の亜鉛濃度のほうが男性不妊患者のそれに比べて、有意に高く、喫煙者と非喫煙者では、非喫煙者のほうが高いことが分かりました。
精液中の亜鉛濃度が高い男性ほど精子数が多く、正常な形態の精子の割合が高いことも分かりました。
研究チームは、亜鉛の不足が抗酸化力を低下させ、精子のDNAや細胞の損傷を大きくするのではないかとしています。
コメント
抗酸化力が低下すると、精液の質も低下するようです。
タバコを吸わないこと、大量の飲酒を控えること、野菜や果物、海藻類を豊富にバランスのよい食生活を心がけること、ストレスをうまくマネージメントすることが大切です。
