カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部の研究チームは、パシフィックファーティリティセンターで1999年から2007年の間に、349名の代理母による体外受精551周期の治療成績を、代理母の体格指数(BMI)別に調べました。
その結果、BMIが35を境として、35以下の臨床妊娠率が59%だったのに比べて、35以上は32%でした。
ただし、流産率には顕著な違いは見られませんでした。
コメント
肥満は、排卵障害を招きやすくなることから、妊孕性が低下すると考えられています。
今回の試験では、健康な胚を使った代理母の治療成績をBMIとの関連で分析したことから、肥満が着床環境を悪化させる可能性を示唆するものとしています。