ハイファのRambam Medical Centerの研究チームは、1995年から1999年までに出生した出生時体重が1500グラム以下の334名の子ども、体外受精で出生した子ども83名、一般不妊治療による卵巣刺激周期で出生した子ども45名、そして、自然妊娠で出生した子ども203名が、6~10歳時点で実施された身体測定の結果を調査、分析しました。
その結果、体外受精で生まれた子どもは、自然妊娠や一般不妊治療で卵巣刺激を受けて生まれた子どもに比べて、顕著に身長が高いことが分かりました。
原因が分からないとしながら、出生前後の環境によるものではなく、胚移植前後の遺伝的な刷り込みによるものではないかとしています。
コメント
体外受精で生まれた子どもは、自然妊娠で生まれた子どもよりも平均身長が高いとの報告は、これまでもなされています。
どのような影響のもとにそうなるのかは不明だとしながらも、生まれてからの環境ではなく、もっと初期の発育、成長において何らかの影響があるのではないかとされているようです。
いずれにしても、このことがマイナスに働くということはないようです。