1986年から1995年にオランダの大学病院で体外受精で生れた子ども139名と、不妊治療を受けたけれども自然妊娠で生れた子ども143名を対象に、両親と学校の教師に行動面や感情面にアンケートを実施することで、行動面や感情面の働きにおいて、体外受精によるマイナスの影響が見られないか調べました。
その結果、9~18歳時点では、行動、感情面で、体外受精によるマイナスの影響は見られないことが分かりました。
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体外受精による子どもへの影響については、出生直後だけでなく、成長後も継続して調べられています。
今回の報告では、調査対象となった子どもの平均年齢は13.6歳で、社会生活を送るためのふるまいや情緒面について、調べています。
また、より体外受精による影響を正確に調べるために、不妊治療を受けて自然妊娠で生れた子どもと比較しています。
その結果、体外受精によるマイナスの影響は見られなかったと、安心できる結果が報告されています。