ワシントン大学の泌尿器科の研究チームは、1967~1998年の間に男性不妊と診断された22562名の男性を対象に、前立腺ガンの発症リスクを調べました。
その結果、男性不妊と診断された男性は一般の男性に比べて、悪性の前立腺ガンにかかるリスクが2.6倍と高いことが明らかになりました。
コメント
研究チームはさらなる研究が必要としながらも、男性不妊の原因となる要因の中に、前立腺ガンのリスクに関連するものが存在する可能性があるとしています。
ただし、そもそも、前立腺ガン発症リスクそのものは低いので、男性不妊と診断されたからといって過度に心配するには及ばないとしながらも、前立腺ガンの検査を定期的に受けたほうがよいとしています。
精子の健康と男性の健康には密接にリンクしているようです。