ミネソタ大学の研究チームは、1996年から2006年の間に乳児白血病と診断された子ども443名と、健康な子ども324名を比べたところ、親が不妊症であることや不妊治療を受けたことと乳児白血病の発症には関連性がないことが分かりました。
この試験結果から、これまで不妊症や不妊治療と出生児の乳児白血病のリスクの関連について、払拭できたとしています。
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乳児白血病は、生後12ヶ月未満の乳児期に発症する白血病の総称で、これまで、不妊症であることや不妊治療を受けることで、子どもの乳児白血病のリスクが高まるのではないかとの懸念が一部であったようです。
今回の大規模な試験で、不妊症や不妊治療が出生児の乳児白血病のリスクを高めることはないことが確かめられました。