サザンプトン大学の研究者らは、へその緒から母親の食事によって変わる遺伝子を突き止め、その遺伝子が発現した子どもは6~9歳時点で肥満になっていることを25%も予測したとのことです。
このことから妊娠中の女性の食生活によって、子どもの出生後の栄養環境に適した体質をつくるメカニズムを確かめられたとしています。
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これまでも妊娠中に炭水化物の少ない食生活を送ると、子どもは将来肥満になりやすく、生活習慣病にかかるリスクが大きくなることは指摘されていました。
それは、出生後の貧困な栄養環境でもサバイバル出来るように、省エネ型の体質にして、備えるためだと考えられてきました。
今回の研究で、そのメカニズムが明らかになったようです。
妊娠前、妊娠中の女性の食生活は子の将来の健康に影響するというわけで、生まれる前から子育てがはじまっているということですね。