治療方法としては、病変の程度によりますが、卵管形成術といって、手術による治療法があります。
開腹手術や顕微鏡下手術、腹腔鏡手術など、状況に応じて、手術方法を選択します。
ただし、現在では、体外受精の技術が進み、実績も豊富になったことから、卵管形成術よりも、体外受精のほうが、妊娠の可能性が高いので、日本でも体外受精を勧められる医師のほうが多いように見受けられます。
また、まずは、卵管形成術を受けて、 2年ほど様子を見て、それでも、妊娠しなければ、それから体外受精を受けるというステップを踏むという方法も考えられますが、かおりんさんの37歳という年齢を考慮に入れるとお勧め出来ません。40歳を超えると、たとえ、体外受精を受けても妊娠率が大きく低下してしまうからです。
次に、気功によって、卵管閉塞が治るということは、まずは、 常識では考えられません。
もしも、そのように宣伝されているとしたら、明らかに"誇大広告"です。
いずれにしても、妊娠、出産には、タイムリミットがありますから、最も、可能性の高い方法を早く選択するという観点から言えば、やはり、体外受精を受けられるのが、得策ではないかと考えます。
あとは、かおりんさんとご主人の考え方次第ということになります。
ご参考になれば幸いです。