決して、なつめさんが神経質過ぎる、なんてことはないと思います。
ただですね、第三者的な目で、ご相談内容を拝見させていただくと、お互いに、いくつかの、ちょっとした、誤解やコミュニケーションと感覚のギャップが生じていて、それで、ややこしくなってしまっているだけのように思えてなりませんでした、のですね。
ちょっと、乏しい"想像力"振り絞ってみますね。
【その1】 ご主人の立場に立ってみると・・・
添付文書によりますと、プロペシアの妊婦や胎児への影響については、なつめさんがお飲みにならない限り、心配されることはないようです。
ですから、それほど 心配する必要のないことに過剰に反応しているなつめさんのことを、"俺の気持ち(頭髪についての深い悩み)も知らないで、不要な心配ばかりしやがって"なんていう感じでご覧になっているのかも知れません。
【その2】 もしかしたら、お二人ともお気づきになっていないことかも・・・
ところで、医師の間で、プロペシアの一番の副作用として一般的に認識されているのは、長期間に渡って服用することで、性欲が減退する、ED、精子の数の減少等、要するに、男性が、女性を妊娠させる力が低下する可能性があること、です。
これは、お子さんを望まれているお二人にとっては、最大のリスクではありませんか?
【その3】 家族計画の危機、頭髪の危機、どちらも"人生の一大事"に変わりはありません。
いったい、いつになったら授かることが出来るんだろう・・・、まさに、家族計画が危機にさらされているといった感覚に陥ってしまいます。
いったい、自分の髪の毛は、どうなってしまうんだろう・・・、まさに、頭髪が危機にさらされているといった感覚に陥ってしまいます。
どちらも人生の一大事です。
かつ、それぞれ、事の軽重は、お互いに、違って当然かもしれないですよ・・・。
いかがでしょうか?
さて、 1日も早く授かりたいということが一番の関心事であるなつめさんと、ご自身の頭髪のことが、もっか、最大の関心事であり、プロペシアが日本で認可されたことに、一筋の光明を見いだしたと頑張っておられるご主人ですが、決して、お互いの一番の関心事に、全く関心がないわけではないと思うわけです。
いや、そんなことは、断じてない、と信じます。
ですから、まずは、相手の最大の関心事を尊重することから始めることが、最も 肝心なことではないでしょうか?
そうすれば、自然と、お互いの共通の関心事が生まれてくると思うのです。
それは、プロペシアを飲み続けると、多少は頭髪の危機が緩和されるかもしれませんが、ただでさえ、危機にさらされている家族計画が、もっと、危機にさらされるかも知れない、ということですね。
この、"互いの共通の問題、いや、危機"を、どのように、解決、克服していくか、お互いに知恵を振り絞ってみて頂きたいと、思うわけです。
きっと、うまくいくことを信じております。