なにせ、ご承知の通り、妊娠に至るプロセスって、なかなかに複雑なものですし、その上に、男女の身体の状態、特に、妊孕性は常に変動するのが自然な状態なわけですからね。
ご主人の状態も、1回の検査で分るのは、その時の状態だけですから、ご主人がおっしゃっていることは、呑気なように聞こえるかも知れませんが、実際には、その通りです。
ですから、ある程度のスパンでみていかないと、自分たちの妊孕性はどの程度なのか、いったい、自分たちは、不妊症なのかどうか、或いは、このまま、"呑気に"構えていれば、そのうち、授かるものなのかどうかを判断するのは難しいものです。
要するに、医師の助けを求める必要があるのかどうか、見極めるためには、一定以上の期間が必要だと言うことです。
そして、その期間は、一応、2年と言われています。
ただ、年齢や身体の状態によっては、半年、或いは、1年で行動を起こしたほうがよい場合もあります。
トッピーさんのところは、どうでしょうか?
トッピーさんの年齢が32歳で、かつ、基礎体温も2層を示していて、その上に、 一度、婦人科で一通りの検査を受けて異常がなかったわけですから、授からない期間が2年くらいになるまでは、あれこれ、心配なさらずに、周期に関係なく(タイミングを気にせずに)、週に2、3回のペースで、夫婦生活を"楽しまれればと思います。
一応、授かるのは、時間の問題であると想定してもよいのではないでしょうか。
また、不妊治療に対するご主人との"ズレ"についても、今の時点で、それほど深刻になることもないように思います。
なぜなら、もしも、授からないことが、時間の問題でなさそうだという段階になれば(そうならないことを願いますが・・・)、ご主人のお気持ちも変わるかも知れませんし、その時に、お二人で、話し合い、お互いのお気持ちを確認し合えばよいと思うのです。
既に、不妊治療を受けておられる方でも、全員が、全員、出来れば自然に授かりたいと思っておられたはずです。でも、やはり、少しずつ、それぞれの状況が明らかになるに従って、いろいろ、お二人でお考えになられた結果、 医療の助けを求められたわけです。
男性と女性とでは、やはり、生理の違いからか、授かることへの"熱さ"に、差が生じてしまうのは仕方のないことです。
大切なことは、状況を、客観的に認識し、二人の問題として、お互いに、理解しあい、協力しあうことではないでしょうか。