誰だって、自然妊娠できるのに越したことはありませんからね!
ただ、もしも、自分たちは自然妊娠では妊娠が難しいのであれば、やはり、人工授精も検討しないといけないのかなあって、考え込んでしまいますよね!
気持ちは焦るのだけれども、とても迷われるのも、本当に当然のことと思いますよ。
このように、不妊治療でもっとも悩ましいことの1つは、自分たちにとって、どんな治療を受ければ確実に妊娠出来るのか、予め、知る方法がないことです。
では、だからと言って、目くら滅法、出たとこ勝負で頑張るしかないのか、或いは、医師の"経験とカン"だけで治療を進めざるを得ないのかと言えば、決して、そんなことはありません。
それでは、どのように考えていけばよいのか、参考にしてもらえるなお話しをさせていただければと思います。
まずは、不妊の原因が特定できている場合は、それに対する治療を受けるということで、さほど、迷いは少ないかも知れません。
悩んでしまうのは、原因が不明、もしくは、分らない場合ですね。
この場合は、 ステップアップ治療という治療方針を採用するのが一般的です。
それでは、はなさんの場合にあてはめて考えてみましょう。
不妊原因として考えられた卵管の通過性は、通気・通水によって、両側の卵管とも確保できたようですね。
もう1つ、ご主人の問題ですが、これは、数字で計ることが出来ますので、精子の数が運動率が、自然妊娠が期待できないレベルなのかどうか、先生に確認されればよいでしょう。
かりに、とても深刻なレベルであったとしても、精液検査の結果は、検査の度に変化したりするのが普通ですから、少し、間をあけて、2~3回、受けてみることも大切です。
さて、ご主人の精液の状態も、なんとか、自然妊娠が可能なレベルであったとすれば、今度は、ステップアップ治療という考え方になります。
ステップアップ治療では、それぞれの治療での妊娠の可能性を、一定期間、その治療を繰り返してみることで判断します。
この考え方は、人工授精以降のステップアップの際にも同様です。
人工授精にステップアップする条件としては、はなさんの年齢では、タイミング指導を、だいたい、半年から8ヶ月ほど受けても妊娠に至らなかった場合とするのが一般的です。
いかがですか、少しは、お考えを整理するのに役立てましたでしょうか?