例えば、内膜を厚くするエストロゲンに対する感度が高く、過剰に内膜が増殖する子宮内膜増殖症であれば、ホルモン療法や子宮内膜そうは術で内膜を剥がし、きれにします。
また、内膜ポリープや粘膜下筋腫などがあって内膜が厚くなっているのであれば、その程度や状況次第では、 着床障害の原因になっている可能性がありますので、子宮鏡下手術で治療することになります。
それぞれ、子宮内膜組織を調べたり、子宮鏡検査をすれば判ります。
いずれにしても、着床への影響の程度次第では、体外受精にステップアップしても妊娠の可能性が低いままということになりかねません。
ただ、繰り返しますが、単に、内膜が厚い、イコール、着床障害になるとは、限りません。
多少、内膜が厚くても、普通に妊娠されている方も大勢いらっしゃいます。
このような観点で、先生の見解をお聞きになられればいかがでしょうか?
また、ご主人の状態は、決して、妊娠が期待できないレベルではないと思われますので、内膜の厚さのことも含めて、これからの治療方針をご相談されるとよいのではないでしょうか。