流産時のそう爬処置後の血の塊について
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流産時のそう爬処置後の血の塊について
いつもお世話になります。
妊娠計画をしてから5ヶ月目の今年4月に自然妊娠しましたが、7週で心音が聞こえず繋留流産しました。掻爬処置をして8日後に経過診察をしたところ、「まだ子宮内に血の塊がある。もう少し子宮がペシャンとならないといけない」と言われ、3週間後に再診察をすることになっています。処置後、2~3日間くらいは、ごく少量の出血がありましたが、それ以降出血はありません。
ご相談したいことは、掻爬処置をして8日後の診察の際に血の塊があるといわれましたが、それからごく少量の出血があっただけということは、血が子宮内で残って固まってしまったのではないかと心配していることです。子宮内に不要なものが残っている と不妊になると聞いたことがあります。もう出血が止まっているだけに、子宮内で不要な血が残って固まってしまったのではないかと心配しているのですが、そのようなことはありますか?もし、そうだとしたら、どうしたら不要な血の塊を排出することができるのでしょうか。
2つ目は、繋留流産の原因なのですが、ネットなどで調べていると、ほとんどが卵子の質の問題とありました。私はタイミング指導をうけていたので、排卵直前にタイミングをとっており、排卵後時間がたった古い卵子と受精したということはないと思っています。ということは、母体の問題ではないかと考えてしまいます。
普段、運動不足で血流が悪く、そのために赤ちゃんに血液がいかなかったのではと自分を責めてしまいます。運動不足が原因で繋留流産するということはあるのでしょうか。
最後に、できるだけ早く次の妊娠を望んでいるので、今できることがあればご指導ください。
よろしくお願いいたします。
お名前:れい 性別:女性 年齢:37
結婚歴:13年 不妊期間:0年5ヶ月 不妊治療期間:0年5ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影 これまでに受けた治療:タイミング指導
Answer【回 答】梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生
稽留流産の処置をして 8 日後に子宮内に血の塊があるというのは、よくあることで、問題はありません。
少し残っていても次回の月経時に排出され、後にはきれいになります。不妊につながることもありません。
流産の原因の 70 %は染色体異常と言われています。この多くは、排卵された卵子に異常があったためと考えられます。これは卵子自体の問題で、誰でもある確率でもともと染色体異常のある卵子が排卵されます。このような卵子が受精すると流産になるわけで、受精のタイミングが遅れたから染色体異常が起こるというのではありません。受精のタイミングが合っていても、染色体異常が流産の原因になっている事が多いのです。
普段の運動不足と稽留流産とは関係ありません。ただ、妊娠、出産すべてを通じ、良い健康状態を保っておくに越したことはありません。自分が運動不足と感じているのなら、普段から運動をするように心がけて下さい。