それ以来、性生活もなくなってしまったとのことですが、ご夫婦の通常の会話などといった、コミュニケーションはいかがですか?
それは以前どおりでしょうか。
それとも、もしかしたらちょっと違ってきてしまっているでしょうか。
いずれにしても、ご主人様の傷ついた心をケアしてあげられるのは、花さんしかいないのですから、がんばってサポートして、早く以前のようなご主人様に戻ってもらいたいですね。^^
おそらくご主人様は、男性としての自信を失ってしまわれたのかもしれませんね。
男性は自分の生殖能力にとてもこだわりを持つようですから。
「不妊」は決して女性だけのトラブルではなく、男性側のトラブルも少なくないのですが、そういう認識はまだ一般的ではありませんものね。
なので、花さんのご主人様も、「まさか自分が原因で・・・」、「花さんに申し訳ない・・・」と、ご自分を、とても責めていらっしゃるのではないでしょうか。まずはその自責の念や劣等感を取り払ってさしあげるのが大切かもしれません。
そのためには、お二人でじっくりお話しすることが必要になってきますね。
そこで、私から一つ提案させていただきたいのは、お二人でお話をする前に、まずは花さんご自身のお気持ちを確かめてみられてはいかがでしょう。
「なぜ」、子どもがほしいと思われるのでしょうか。
つまり、花さんにとっての「子どもの存在意義」の再確認です。^^
とても難しい問題だと思いますし、ひょっとしたら答えは出ないかもしれません。
けれども、この機会に、ゆっくりと自分と向き合って考えてみることは、とても意味のあることだと思うのです。
その上で、「どうしても二人の血のつながった子どもがほしい」と思われるのであれば、やはりご主人様を説得して、治療を進めてみる必要があるでしょうし、そうでない場合は、そうでない人生もあるのかもしれません。
さて、花さんはいかがでしょう。ちょっとご自分に問いかけてみてくださいね。
ご自分のお気持ちがハッキリしたら、その上で今度はお二人で「子どもを持つことの意味」を、ゆっくりお話ししてみるといいのではないでしょうか。 (^^)
そのときに気をつけたいポイントはこんなことかと思います。
1) 花さんがご主人様を「子どもの父親として」ではなく、「夫として」十分に愛しているということを、最初に伝える。
2)それから、花さんの「子どもを持ちたい」という理由や気持ちを伝える。
3)男性不妊に関する、正しい情報を伝える。
ご主人様に治療を受けてほしいと思われる場合は、3)に関する情報の伝え方に注意したいですね。治療を強く勧めるような言い方はなさらないほうがいいかもしれません。
ポイントとしては
• 無精子症と言っても種類があり、治療により妊娠できる可能性はあること
• 無精子症と診断される男性は、いまや少なくないこと
• 無精子症を克服して子どもを持った方もたくさんいること
などの点について、できるだけさらっと、正しい情報を、お伝えしたらいいと思います。
また伝え方ですが、もしかしたら花さんが直接お話しするよりも、データなどを読んでもらったほうがいいのかもしれませんので、そのような資料をまとめておいて、ご主人様に「もしよかったら、読んでみてね」とお渡ししてみてはいかがでしょうか。こちらの、妊娠しやすいカラダづくりのサイトでも情報が得られますし、インターネットで「男性不妊」「無精子症」などで検索すると、たくさんの医学的情報が出てきます。
資料と一緒にお手紙などを添えられると、気持ちが、より伝わりやすくていいかもしれませんね。 (*^ 。 ^*)
ご主人様の心の傷の深さはわかりませんが、できるだけそっと見守りつつ、一日も早く回復していただいて、花さんの心もわかってもらえると良いですね。
お二人のお気持ちが一日も早く一つになることを、お祈りしています。