卵管は両方共通っているとの事ですが、正常に機能しているかどうかはわかりません。
子宮筋腫の手術は、術後非常に癒着の起こりやすい手術で、癒着により卵子のピックアップ障害(排卵した卵子を卵管がうまく捕まえられない)などが、よく起こると言われています。
かなり強い治療をしても妊娠できなかった事を考えると、人工授精までの治療では解決できない問題がある可能性が高いと考えられます。
このままの治療で今後妊娠の可能性がないとは言えませんが、そろそろ体外受精を考える時期でしょう。
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Questionご質問・ご相談内容
現在2つ目の病院を受診中です。
今の病院に初めて行った時に、年齢も高いので手を変え品を変え色んな方法で治療します。と言われました。
最初の病院では、高温期が短いので、クロミッドと高温期にHCGを2回打っていました。
今度の病院では、今までに5回人工授精をしましたが、その間に薬や注射の量が増え、現在は生理開始より5日目と7日目にセロフェンを1錠、人工授精日前に1日おきにフェルティノームの注射を2回、人工授精当日にHCG、その後1日おきにHCGを2回、ドォルトオンを8日間服用しています。
毎回行くたびに薬が増えていきます。
先生に理由を聞くと、卵を元気にさせる為、排卵を元気よくさせる為、卵の状態をよくする為、と教えてもらいましたが、こんなにたくさん本当に必要なのでしょうか。
タイミング療法だけのとき、排卵は何もしなくても、毎回ありましたし、卵管も両方通っています。
フーナーテストも異常なしです。
主人にも異常はありません。
8年前に子宮筋腫の手術をしています。
再発の恐れもあるので、早めに子供を作るようにいわれています。
ドォルトォンはあまり子宮筋腫にはよくないそうですが、今の先生は影響はない量だと言っています。
排卵誘発剤を注射したあと、人工授精当日には卵の様子を見ずに行うので、多子妊娠も心配です。
今の病院の治療方法に不安です。
薬の量や診療は適切ですか。
教えてください。
お名前:ミナ 性別:女性 年齢:37
結婚歴:5年 不妊期間:3年9ヶ月 不妊治療期間:3年6ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/卵管通気・通水/子宮卵管造影/子宮内膜検査/フーナーテスト これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)
Answer【回 答】梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生
卵管は両方共通っているとの事ですが、正常に機能しているかどうかはわかりません。
子宮筋腫の手術は、術後非常に癒着の起こりやすい手術で、癒着により卵子のピックアップ障害(排卵した卵子を卵管がうまく捕まえられない)などが、よく起こると言われています。
かなり強い治療をしても妊娠できなかった事を考えると、人工授精までの治療では解決できない問題がある可能性が高いと考えられます。
このままの治療で今後妊娠の可能性がないとは言えませんが、そろそろ体外受精を考える時期でしょう。
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