それは、一通りの検査を受けても、みつけるのが難しい不妊原因も存在すること、さらには、不妊の原因は複数、かつ、複合的、変動的である場合も少なくないからです。
例えば、無排卵で全く排卵がないとか、両側の卵管が閉塞している、或いは、ご主人に精子が全くいない場合は、絶対不妊といわれ、100%妊娠が不可能なケースです。
ところが、排卵障害とか、黄体機能不全とか、子宮内膜症、或いは、ご主人の精子の数が少ない、運動率が低い、相対不妊といわれるケースでは、妊娠率を低下させている可能性があるということで、実際には、毎周期、それが不妊の原因になっているのかは定かではありません。
子宮筋腫も、その大きさや場所によっては、妊娠の妨げになる可能性があるというものですから、mamaさんのように、筋腫が不妊の原因と推測され、外科的な治療で切除したとしても、なかなか、妊娠に至らないということは、実際には、よくあることです。
ですから、不妊の原因になっていたかどうかの判断は、不妊期間で判断するしかありません。
mamaさんの場合は、筋腫切除後、1年以上経過しても、授からないということは、他に、例えば、卵管の通過性の問題やピックアップ障害等、他に妊娠を妨げているものが存在を疑ってみるのが自然ではないでしょうか。
これまでの不妊期間や現在のmamaさんの年齢を考えると、そして、 一日も早い妊娠を望まれているのであれば、体外受精を検討されるのが最も確率が高い方法ではないでしょうか。