右卵管が閉鎖、左卵管は細く短いといわれました。

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右卵管が閉鎖、左卵管は細く短いといわれました。

卵管造影を行った結果、右の卵管は閉鎖、左の卵管は通っているものの、細く短いとのことでした。
そのため、精子がうまく卵管を通過できない可能性があるとの診断を受け、人工授精を勧められました。
卵管が細く短い場合、妊娠する可能性は低くなるのでしょうか。
子宮外妊娠の可能性も出てくるとも言われ、心配です。

また、周期4日目にホルモン検査を行った結果もあまり良くないと言われましたが、
基準値がよくわかりません。
ちなみに検査結果は、LH2.4mlU/ml、FSH6.9mlU/ml、プロラクチン6.1ng/ml、E2 27.0pg/mlでした。
不妊治療を始めたばかりで、よくわからないことが多く基本的な質問かもしれませんがご教示願います。

お名前:ルーク   性別:女性  年齢:31
結婚歴:1年  不妊期間:1年0ヶ月  不妊治療期間:0年1ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影/フーナーテスト  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

まずは、卵管が閉塞しているとか、通りが悪い場合の治療方法は体外受精です。人工授精は、精子を子宮腔に注入する治療方法ですから、子宮頸管をバイパスさせるだけです。おそらく、聞き間違いではないでしょうか?

さて、通常は、片側の卵管だけでも、多少、時間がかかる可能性はありますが、妊娠することは、十分に、可能なのですが、果たして、左の卵管の細さが、どの程度、妊娠の障害になっているのか、判断の難しいところです。

不妊期間で判断するしかありません。

ですから、選択肢としては、

・直ぐに体外受精をうける。
・左の卵管の通過性を見極めるためにも、あと、半年から1年ほど自然妊娠を期待して様子をみて、
  それでも、授からなければ、体外受精を検討する。

ということになりますでしょうか。

また、子宮外妊娠についてですが、子宮外妊娠は、自然妊娠でも可能性はあります。
自然妊娠では発生率が、0.3~0.7%であるところが、体外受精になると、2%程度と、確率が高くなるということであって、体外受精になったからと言って、必ずしも、高い割合で子宮外妊娠が起こるというわけではありません。

体外受精をうけることで、 子宮外妊娠のリスクが高まることの他にも、さまざまな リスクを伴うことになりますが、単に、リスクが高くなることを心配し過ぎるよりも、どんなリスクが、どれくらいの割合で起こりえるのかを正しく認識することが大切です。

そして、体外受精によって、妊娠がゼロ、もしくは、低い状態から、妊娠の可能性が高くなるというプラス面と冷静に天秤にかけることです。

最後に、ホルモン検査の数値は、いずれも正常とされる範囲内のようです。

ですから、先生に、どのホルモンの数値がよくないのか、そして、そのことによって、何が問題で、どのような対策を講じる必要があるのか、確かめられば、いかがでしょうか?

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