そんな時は、心配事を、自分で先取りしたり、また、大きくしたり、さらに、時には、創ってしまうことも少なくないと思うのです。
こうさんの場合は、過去の出来事がそれに拍車をかけているように思えてなりません。
ですから、今、不安に感じたり、心配していることは、本当に、それくらい、不安に感じたり、心配するに値することなのかどうか、客観的に整理してみる必要があると思います。
まずは、今のこうさんは、本当に妊娠できない、或いは、妊娠しづらい身体なのかどうかです。
実は、こうさんの場合は、不妊期間が半年ということですから、まだまだ、不妊とか、妊娠しづらいことを心配するような時期ではありません。
要するに、こうさんが漠然と思っているように、人間というのは、望めば、直ぐに、妊娠出来るとは限らないということなんです。
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次に、過去の中絶の影響についてはどうでしょう。
過去の中絶が不妊の原因になることはあり得ます。
例えば、中絶手術の処置で子宮に傷をつけてしまって、そのことが原因で癒着がおこり着床を妨げてしまうようなケース、或いは、手術後の感染で炎症がおこって、卵管の通りが悪くなってしまうようなケースなどが考えられるのですが、こうさんの場合、これまでの検査で、子宮内膜の状態や卵管の通りも問題なかったようです。
もちろん、ピックアップ障害等、外からの検査だけでは、みつけることが難しい不妊の原因がある可能性があるにはありますが、それは、これから先の不妊期間から判断するしかありません。
現段階では、そのことを心配するのは、取り越し苦労です。
また、これからのことですが、もしも、不妊期間が1年を超えて、かつ、お子さんを強く望まれるのであれば、やはり、ご主人ともども、一通りの検査は、受けられたほうがよいのではないでしょうか?
そして、その結果、治療を受けないと妊娠が難しいとか、確率的に低いとなった時点で、改めて、治療を受けるかどうかを、お二人で、じっくりとお考えになられればと思います。
でなければ、また、不必要かもしれない心配や悩みをつくってしまうかもしれないですからね。
いかがですか、多少は、頭の中を整理するきっかけになったでしょうか?