半年間で2回流産、また、流産するのではないかと不安でたまりません。

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半年間で2回流産、また、流産するのではないかと不安でたまりません。

半年間で2回流産しました。

流産後、2回生理がくるのを待ってからチャレンジしたのですが、早すぎたのでしょうか?それとも、先日のメルマガにあったように主人の年齢(42歳)が問題なのでしょうか?(その場合、また流産する確率はどのくらいあるのでしょうか?)
また流産するのではないかと、不安でたまりません。不妊の相談に入らないのかもしれないのですが、よろしくお願いします。

1回目は胎嚢は確認できましたが、心拍が確認できず結局出血して流産しました。2回目は胎嚢も確認できないまま出血が始まり流産しました。(化学的流産)2回目の流産後に染色体検査や血液検査も行ないましたが、特に異常はみられませんでした。

もう二度と、あんな悲しい思いはしたくないです。
2度目の妊娠の時も、体温が下がるんじゃないかと気になって気になって、あまり眠れませんでした。(生理予定日1週間くらい前から予定日後1週間、計2週間程度)

お名前:たまごっち   性別:女性  年齢:30
結婚歴:3年  不妊期間:1年6ヶ月  不妊治療期間:1年6ヶ月
これまでに受けた検査:精液検査(ご主人)/子宮卵管造影  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

流産の基本的な考え方や確率について、正しく知っておくことが大切です。

まずは、自然流産は全妊娠の約15%におこると言われています。

そして、妊娠11週までの初期流産の原因は、約70%が胎児の染色体異常によるものとされています。

この胎児の染色体異常というのは、何の問題もない夫婦の間ででも一定の割合で起こりえることで、要するに、異常なことでも何でもなく、ましてや、治療や予防の方法はありませんので、自然淘汰ととらえるしかありません。

これを確率論からみることにしましょう。

自然流産は全妊娠の15%におこり、その70%が胎児の染色体異常が原因であるわけですから、15%の70%、要するに、妊娠に至った胎児の約10%に染色体異常があることになります。繰り返しますが、染色体異常が起こるのは、なんらかの原因や問題があるわけではなく、たんなる、偶然です。そして、この"偶然"が2回続くのは、1%、3回続くのは0.1%という計算になります。

ですから、何の問題もなしに、2回流産が続くことは起こりえる、逆に言いますと、2回流産が続いたからといって、何らの原因や問題があるわけではないことが多いということです。

次に、最も気になる"次"のことですが、これも確率からみてみることにしましょう。

今まで2回流産を経験された方が、その次の妊娠が流産しないで継続する確率は約75%、また、参考までにですが、3回の流産を経験された方の場合でも55%は流産しないで出産出来るのです。

いかがでしょうか?

たとえ、2回流産が続いたとしても、次の妊娠では、ほとんどの方(75%の方)は、無事に出産されるのです。3回流産した方でも半分以上の方は大丈夫なのです。

もちろん、流産の原因は胎児の染色体異常だけではありません。

子宮に形状や自己免疫疾患、ホルモン異常、PCOS等、妊娠の継続を妨げる要因はいろいろあります。

ただ、たまごっちさんは、既に検査を受けられて、その結果、 基本的にはご夫婦側に問題がなさそうですね。

あと、流産後の妊娠は2回の月経を経ていれば全く問題ありません。

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