薬を飲むのが怖くなりました

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薬を飲むのが怖くなりました

はじめまして。

最近、もう何を信じていいのか分からなくなってきました。クロミッドを1日3回、5日間飲んで、タイミング。人工授精も試みました。治療を続けるうちに、生理周期がどんどん延びて行き、出血量も驚くほど少なくなってしまいました。不安になって、治療のお休みを申し出ました。

2ヶ月たちますが、低温期が20日以上続いたり、茶色のおりものが続いたりしています。ホルモン治療を始める前は、きっかり27日周期でしたし、卵子も18mmとかですが、育っていました。薬を飲むのが怖くなりました。

東洋医学の力を借りて、自然治癒力を高め、タイミング指導や、人工授精だけ、婦人科の先生にお願いする事も可能でしょうか。こんな申し出は失礼に当るでしょうか。

今の病院では扱っていないので、漢方の薬局で処方してもらおうと思っているのですが・・・。体外受精を試みる場合も、薬を使わず自然にできた卵を使いたいのですが、可能でしょうか。

お名前:にゃん  性別:女性  年齢:36
結婚歴:4年  不妊期間:3年2ヶ月  不妊治療期間:2年2ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影/子宮内膜検査  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/AIH(人工授精)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

お薬は使い方次第です。正しく使えば、メリットが得られますが、間違った使い方をすれば、マイナスになってしまいます。

まずは、お薬には、作用(期待する効能)があれば、副作用もあることを理解しておくべきです。そのお薬の成分に対する感受性は人によって異なりますから、作用や副作用の出方、程度は、人それぞれですが。

大切なのは、どんなお薬を、どんな目的で使うのか。そして、どんな副作用が、どの程度の確率で起こりえるのかを知ったうえで、お薬を使うことのプラス面とマイナス面を天秤にかけて、プラス面の方が大きいと判断した上で使うことです。

このことは、どんなお薬にも言えることで、漢方薬だからと言って、例外ではありません。

さて、クロミッドはエストロゲンを抑える働きもありますから、そのような副作用が起こりえます。通常は、1日1回から始めて、効果が得られない場合は、徐々に増やしていくものですが、いきなり1日3回の最大量を服用されたのでしょうか。

いったん、乱れたサイクルは、元に戻るのに時間がかかってしまいます。クロミッドの副作用は服用を中止されればなくなるはずです。

一般不妊治療における排卵誘発剤は、排卵障害を治療する目的で使う場合と、正常に排卵がある場合でも過排卵といって、複数の卵を排卵させて妊娠の確率を高める目的で使う場合があります。

にゃんさんの場合は、必ずじも、排卵誘発剤に頼らなければ妊娠できないというわけでもないと思います。

以上のような観点で、先生と今後の治療方針についてご相談されるのがよいのではないでしょうか。

将来的に体外受精を受けることになっても、にゃんさんに合ったお薬で卵巣を刺激するという方法もありますし、卵巣を刺激しないで採卵する治療法もあります。

いずれにしても、それぞれの患者さんに合った治療方針や方法を採用することは当然のことです。

また、繰り返しますが漢方だからと言って副作用の心配が全くないとは限りませんが、もしも、必要であるとお考えになって、使われるのであれば、いろいろな考え方があるかとは思いますが、先生に対して失礼には当たらないのではないでしょうか。

漢方でも、どんな目的で、どのよう使うかが大切なことは言うまでもありません。

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