ホルモン療法により月経周期が乱れ、不安です

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ホルモン療法により月経周期が乱れ、不安です

以前不妊治療を受けていたのですが、それまで安定していた基礎体温が乱れ、(①二相でなくなった②生理周期が平均26日だったものが30日を超えたり20日になったりした)先生に不安な気持ちを少し伝えると、「ホルモン治療により体がびっくりしたんでしょうね。」と言われましたが、余計妊娠しにくくなっていると感じてしまい一旦治療を中断しました。
治療中断後いつも通りの正常な周期にすぐ戻りました。

検査で私には異常が見つからなかったので(主人は拒否している為検査をしていません)、なんとか自然妊娠しないものかと約半年間タイミングを自分なりにはかり、試みましたが、残念ながら妊娠しませんでした。

そこで再度治療を再開した方がいいかと思い始めたのですがどうしても不安が拭い去れません。

ホルモン療法により生理周期が乱れることはあるのでしょうか。またそれは異常ではなく続けて治療すれば治療をしないよりも妊娠する確率は上がるのでしょうか。教えていただけると助かります。

どうぞよろしくお願いいたします。

お名前:かな  性別:女性  年齢:36
結婚歴:6年  不妊期間:1年6ヶ月  不妊治療期間:0年4ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/子宮卵管造影  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

不妊治療に限らず、お薬を処方された際には、どんなお薬を、何のために(どんな目的で)飲むのか、そして、可能性として、どんな副作用が、どくらいの頻度でおこり得るのか、医師や医療スタッフに確認し、納得したうえで使うことが大切です。

まずは、ホルモン剤は一般不妊治療(人工授精まで)では、排卵誘発と過排卵のために使われます。

排卵誘発は、排卵がない、もしくは、排卵しづらいといった場合に、排卵をおこすために使います。

過排卵とは、正常に排卵がある場合でも、自然周期(ホルモン剤を使わない)で、タイミング指導や人工授精を繰り返しても妊娠に至らない場合、妊娠率を高めるために、複数の卵を排卵させることです。

これまでの経緯を拝見しますと、正常な排卵があるにもかかわらず、不妊治療のスタートからクロミフェンだけでなく、ゴナドトロピン(HMG・HCG等)といった強い作用の排卵誘発剤を使われているようですが、どのような治療方針のもとで使用されたのでしょうか。

また、お薬の効き方は、個人差があるものですし、強い作用のある排卵誘発剤は、使い方によっては、月経周期が乱れてしまい、かえって、妊娠しづらくなってしまうことも、十分にあり得ることです。

お薬は正しく使わなければならないということですね。

治療を再開される際には、まずは、どんな治療方針で治療を進めるのか、そして、お薬を勧められたら、どんなお薬を、どんな目的で使うのか、また、過去の経験からお薬を使うことに抵抗感があること、それらを率直に先生にお話しされるのがよいと思います。

もしも、治療方針やお薬の使い方に疑問を感じ、納得できる治療が受けられないようであれば、もちろん、転院することを検討するのがよいのではないでしょうか。

リスクが伴うわけですから、受け身はよくありません。

ご参考になりましたでしょうか?うまくいくことをお祈りしています。

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