胚移植後の歯科レントゲンの影響について

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胚移植後の歯科レントゲンの影響について

先週3回目の顕微受精にチャレンジし、2個の受精卵を戻して現在妊娠判定待ちです。

気になっているのは、先月から歯科で治療中の虫歯があるのですが、まだ通院しなくてはなりません。レントゲンや麻酔をする可能性もあります。妊娠判定が出るまでは、虫歯治療を中断した方がいいのでしょうか?

待合室で「妊娠中の方は申し出て下さい」と書いてますが、私の場合まだ妊娠は確実ではないし、できたら不妊治療の事は言いたくありません。

お名前:ちー  性別:女性  年齢:35
結婚歴:3年  不妊期間:3年0ヶ月  不妊治療期間:1年4ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/卵管通気・通水  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)/ICSI(顕微授精)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

放射線はレントゲン撮影時だけでなく、普通に生活していても、空から、大地から、体内から、空気中から浴びているのだそうです。

ですから、放射線の人体への影響というのは、ある程度以上浴びなければ全く心配ありません。

どのくらいのレベルを浴びれば胎児への影響が懸念されるようになるかと言いますと、国際放射線防護委員会の発表では、着床前(受精から9日)で100ミリシーベルト、また、着床して胎児の器官が形成される時期(受精から8週)で100ミリシーベルトまでとされています。

このレベルを超えて浴びれば、それそれの時期によって、流産や奇形、精神発達の遅れのリスクが高まると言われています。

それに対して、歯科のレントゲンの放射線レベルは、約0.0008ミリシーベルトだそうですから、ほとんど心配ないと言ってよいのではないでしょうか。また、放射線のレベルだけでなく、被爆するのは歯であって、子宮ではありません。

放射線は直進しますから、当たったところにしか影響しないそうですから、もしも、着床して、妊娠されていたとしても、歯科のレントゲンの影響は全くないと考えてよいと思われます。

お腹へのプロテクターを装着すれば、より完璧に影響を排除できるそうですから、やはり、歯科の先生に、妊娠の可能性がある旨を伝えられるのがよいと思います。

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