高温期の運動の影響は?

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高温期の運動の影響は?

妊娠を希望し、約一年試みておりますが、生理も順調そのもので、着床しているのかさえ、不安です。 

実は、私はバイク(400cc)が趣味で、ほぼ毎週末、ツーリングに出かけております。ネットで調べたら、着床までは激しい運動をしても問題ないと書かれているのがありましたが、仮に着床後、妊娠判明までは2~3週間かかるかと思います。その間に、私のようにバイクに乗り、それなりに振動を受けた生活をしていると、着床しても流れてしまったりするのでしょうか。
そのほかにも、毎日、スクーターで20分程度ですが通勤として、乗っております。

何か、排卵期、着床時、その後において、運動(私の場合ツーリングに行くことですが)を控えるべき時期は御座いますでしょうか。妊娠の兆しが全くないので、いろいろな可能性を考えてしまっております。

何卒、宜しくお願い致します。

お名前:彩  性別:女性  年齢:32
結婚歴:1年  不妊期間:0年11ヶ月  不妊治療期間:0年0ヶ月

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

思うように授からな期間が続くようになると、いろいろなことやものに対して、"疑いの眼"を向けてしまうもので、一度、そんな眼をもってしまうと、心配や不安は、なかなか、拭えないものですね。

特に、"高温期の過ごし方"については、不妊治療を受けていらっしゃる方も受けていらっしゃらない方からも 多くのご相談が寄せられます。

さて、この"高温期の過ごし方"については、どの先生も、「普段通りの生活でいいですよ」と答えられます。

要するに、特別に注意することはない、普通にしていればいいということなんですが、そう言われれば、言われたで、今度は、 自分の"普段通り"は、 世間の"普段通り"と考えてよいのだろうかという心配が、頭をもたげてくることが多いのではないでしょうか。

特に、彩さんのように、頻繁にツーリングに出掛けられるというような、ちょっと、誰もがやっているとは言いがたい趣味や習慣をお持ちの方であれば、尚更のこと、 そんなふうに考えてしまうのかもしれません。

どう考えればいいのでしょうね?

まず、ご理解いただきたいのは、着床期に、どの程度の衝撃や動きが身体に加わると、着床の妨げ、或いは、妊娠の継続を阻止するのか、
明確な線を引くことは不可能だということです。
なぜなら、実際に、実験をして確かめてみなければならないのですが、そもそも、そんな実験なんて、倫理上、出来るわけがないからです。
動物実験をやって、それを参考にするわけにもいかないでしょうし。

また、個人差も大きいものでしょうし、仮に、実験ができたとしても、着床できなかった、あるいは、妊娠が継続できなかった場合、それが、運動や衝撃のせいなのか、あるいは、残念ながら、もともと、受精卵にそれだけの生命力がなかったのか、本当のことなんて、誰にも分からない、確かめようがないわけですね。

ですから、これは大丈夫だけど、あれはダメ、なんて、言えない、分からない、誰も判断のしようがないわけです。

実際のところ、これまでの私たちの経験上も、その時期にスキーにいって、数え切れないくらい尻もちをついていたとか、フルマラソンに参加していたとか、エアロビクスのインストラクターで飛んだり、はねたりしていたという方が、普通に妊娠し、元気なお子さんを出産されています。

もちろん、一概には言えませんが、そんな新しい生命はそんなやわなものではないのかもしれません。

心配するより、生命力を信じるほうがよいのかもしれませんね。

結論としては、ご自身で判断するしかないわけですから、ご自身が、気になって、心配なのであれば、やめればよいのではないでしょうか。後から後悔したり、自分を責めたりするようになるのは嫌ですからね。

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