ところが、原因不明不妊の場合、本当に体外受精や顕微授精などの高度な治療を受けないと妊娠できないのか、また、高度な治療を受けるとすれば、どのタイミングでステップアップすればよいのかは、とても悩むところで、判断するのは簡単なことではありませんね。
たまたま、妊娠しないだけなのか、それとも、不妊検査では、みつけることの出来ない不妊の原因が隠れているのか、誰にも分かりません。
ですから、不妊期間から判断するしかないわけですね。
お一人目の治療の時も、タイミング指導に1年かけられて、人工授精も排卵を整えたり、複数の卵子を排卵させながら妊娠を試みた結果、
3年間の治療でも授からなかったことから、それ以降に、人工授精までの治療で授かる可能性はゼロではないものの、その確率はとても低いと判断されて、体外受精へのステップアップを決断されたわけですね。
さて、、お二人目ということで、果たして、お一人目の妊娠、出産という経験が、或いは、単純に時間がたっていることから、過去の不妊の原因が自然に解消しているのかどうか、もちろん、気持ち的には、そうであって欲しいという期待がありますよね。
実際に、そのような体験を過去にお寄せいただいたこともあります。
ただ、やはり、現時点で、また、胚移植を受けなければ妊娠できないのかどうかは、誰にも分からないわけですね。
お一人目を、原因不明不妊で、高度な治療で授かったご夫婦が、お二人目を妊娠、出産された場合、どのような妊娠の形態であったのか、調査した報告も見当たりません。
ですから、再度、一定の期間、タイミングを合わせながら、様子を見ていくことにならざるを得ないと思います。
ただし、おっしゃるように、年齢のことがありますから、お一人目の時にように長い時間かけるのは得策ではありません。
先生やご主人とも、じっくりとご相談されて、1年なら、1年、期間を区切って、自然に様子をみて、それでも授からなければ、体外受精を受けることを検討されればいかがでしょうか?