卵管采の状態と過去の喫煙の影響について

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卵管采の状態と過去の喫煙の影響について

はじめまして、こちらのサイトを見つけてから参考のために拝見させて頂いております。

早速、ご相談なんですが昨年の4月に稽留流産をして1年になりますが妊娠に至りません。
そこで先日、卵管造影検査を受けました。卵管は詰まりもなく通っているようなのですが、卵管の先端、卵管采?が窄んでいるようで造影剤の出が多少悪いと言われました。あまり良いとは言えないが、同じような状態の人が自然妊娠した例はいっぱいあるのであまり気にしなくていい、それより以前に妊娠したという事実を信じたほうがいいと言われましたが、このような状態で自然妊娠に至る確率はどの位なのでしょうか?

また喫煙と不妊はとても関係があるとされていますが、10年位喫煙していた人でも辞めれば機能の回復があるのでしょうか??それとも一度低下・老化してしまったものは回復しないのでしょうか??

お名前:ロコモコ  性別:女性  年齢:33
結婚歴:2年  不妊期間:1年0ヶ月  不妊治療期間:0年1ヶ月
これまでに受けた検査:子宮卵管造影  これまでに受けた治療:タイミング指導

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

卵管造影検査で認められた卵管采の状態が、果たして、卵子を取り込む機能(ピックアップ機能)に、どの程度の影響を及ぼしているものなのかを正確に把握する手段はないと思います。

ただ、仮に、もしも、何らかの影響があったとしても、全く機能していない(排卵した卵子を取り込めていない)のか、或いは、周期によって、機能したり、しなかったりするのか、実際にところ、どんな状態なのかは知る由もありません。また、人によって、状態はそれぞれですから、妊娠率に置き換えることも難しいと思います。
全ては、"結果で"、判断するしかないのです。

ですから、先生は、『以前に妊娠したという事実を信じたほうがいい』と、おっしゃるわけです。

そして、これからのことも、"結果で"判断するしかありません。

現在のところ、授からなかった期間が1年ということですから、まだ、それほど深刻になる状態ではありません。もしも、この先、半年、1年と、授からなかったら、ステップアップを検討されればよいのではないでしょうか?

もちろん、年齢的なことを考慮に入れる必要はあります。

また、禁煙後の妊孕性の問題ですが、これまでの研究報告をチェックしてみると、禁煙することによって、妊娠率が高まると報告されています。

ただし、喫煙による有害物質の影響は個人差が大変大きいものです。いずれの研究報告も、喫煙期間との関係や禁煙による効果がどの程度なのかは不明としています。

体の状態や生活習慣などが、妊娠する力に及ぼす影響については、本当に、複雑なもので、また、個人差もとても大きく、一概に言えるものでは、決して、ありません。

ですから、大切なのは、今、現在、リスクになることは避けて、あとは、全体のバランスを大切にして、"待つ"ということです。

ご参考になりましたでしょうか?

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