卵子の成熟度が低い場合や、明らかに未熟卵子の場合などは、卵丘細胞が非常にかたく、ヒアルロニダーゼを用いても容易に除去できない場合はあります。
ただ、そういった場合であっても、無理やりではありますが、ガラスピペットや細い針などを用いて、卵丘細胞を物理的に除去することが出来ます。
私も10年以上この仕事に携わっていますが、なんとか工夫をすれば、卵丘細胞をまったく除去できないというケースに遭遇したことはありません。
そちらで実際の状況をみていないので断言までは出来ないのですが、解決索としては、上述のように、物理的なアプローチで卵丘細胞を除去出来ることを進言してみてください。
また、採取した卵子の成熟度にも問題があるかも知れませんので、卵巣刺激法や採卵のタイミングなども考慮してもらっても良いかも知れませんね。
それでも、改善しない、あるいは、対応できないと言われるのであれば、経験豊富なクリニックに転院してみても良いように思います。