二人目も体外受精が必要ですか?
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二人目も体外受精が必要ですか?
2007年2月に体外受精で授かった娘を出産しました。
幸いにも一回目の体外受精で妊娠することができたのですが、そのときは採卵時に未熟な卵しかとれず、6個とれてそのうち1つだけしか受精しませんでした。
そろそろ第二子を考えていて、通っていた病院にいくと体外受精が一番確率が高いと思います、と言われました。
産後の生理が始まって、半年たちますが、治療する前は自然排卵ができなかったのですが、現在は低温期はながいものの(25日くらい)高温期もしっかり13、14日あって、排卵しているようにおもえるのですが、妊娠、出産を経て、体質が変化するということは考えられないのでしょうか?
やはり体外受精で授かった人は次も体外受精をすることが多いのでしょうか。
あと、体外受精で妊娠した人は、次の体外受精でも妊娠する確率は高いのでしょうか?
お名前:にっきー 性別:女性 年齢:32
結婚歴:5年 不妊期間:2年6ヶ月 不妊治療期間:2年6ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影 これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)/IVF(体外受精)
Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
お一人目であろうと、お二人目のお子さんであろうと、体外受精を受ける必要があるのかどうかは、妊娠を妨げている原因とその程度によると思います。
もしも、両側の卵管が完全に閉塞していて通過性がゼロの場合、もしくは、ご主人の精子の数や運動能力が、自力で卵子と出会うことが出来ないレベルである場合、体外受精や顕微授精といった高度生殖医療を受けなければ妊娠が望めません。
そもそも、高度生殖医療の役割は、精子と卵子が出会うことが不可能な場合、人為的に精子と卵子の距離を縮めることなのですが、最近では、体外受精の普及に伴って、精子と卵子が出会えないこともないけれども、困難な状況にあると考えられるケース、あるいは、原因不明不妊でも、不妊期間が長い場合には、体外受精が実施されるのが一般的になっています。
どのような不妊原因がおありなのかが定かではありませんが、先生が、『体外受精が一番確率が高いと思います』とおっしゃるということは、体外受精でないと妊娠できないわけではないということのようです。
つまり、確率の問題だということでしょうか。
であれば、もしも、お二人目のお子さんは、自然に近い方法で授かりたいというお考えがおありであれば、その旨を、先生にお話しになって、自然妊娠や人工授精で授かることができる可能性やその確率などを、お尋ねになってみればいかがでしょうか?
単に、体外受精のほうが周期あたりの妊娠率が高いというだけであれば、年齢が30代前半とのことですから、しばらく、自然にまかせて様子をご覧になってみてもいいかもしれません。