ただ、お酒を飲むことが妊娠する力にどの程度影響を及ぼすのか、はっきりしたことは言えないというのが実際のところです。
もちろん、過度の飲酒は卵巣機能の低下を招くこと、アルコール中毒症というようなレベルになると、性機能が低下することは明らかになってはいますが、実際に、このくらいの量までならいいけど、これ以上飲むと妊娠しづらくなるという、"ボーダー" は分かっていないということです。
ですから、禁酒する必要はないとは思いますが、"ほどほどに"ということになりますでしょうか。
常識的な判断でよいということになりますね。
一応、イギリスの生殖医療ガイドラインでは、女性は週に、1~2回、1~2単位のアルコールに限ることとされています。
アルコール1単位というのは、ビールで中ビン1本、ワインでグラス1~2杯、日本酒で1合、ウィスキーでダブル1杯くらいです。
まあ、人種差や個人差もありますし、アルコールと不妊の関係はよくわかっていませんので、お好きな人は、ストレスにならない程度に、飲酒量を控えるに越したことはないと思います。