自分の落ち度で、子宮頚管妊娠になってしまったと考えずにいられません

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自分の落ち度で、子宮頚管妊娠になってしまったと考えずにいられません

お忙しいところお手数ですが、以下質問させてください。

先月3回目のIVF(ICSI)を受けましたが、ET後1週間で生理のような出血があったにもかかわらず、妊娠検査薬ではうっすら陽性、血液検査でhCGが64だったため、6wで超音波でみてもらったところ、子宮頸部での子宮外妊娠と思われるとのことでした。

原因は様々ということですが、ET後の私の生活や行動で何か落ち度があったことも起因しているのではないか?と、考えずにいられないのですが、可能性としてそういうことはありますでしょうか?

現在海外在住なのですが、私の通うクリニックではET当日に精子の存在が子宮内にあると、着床率が高まるという研究結果があるということで、当日の性交渉が奨励されており実行したのですが、例えばそのときの動きや体位などや、またその後の生活のせいで着床にかえって悪影響が出るなどの可能性は高いのでしょうか?
(ちなみにET当日の性行為は正常位で行いましたが、ちょっと動いてしまったかもしれません)

というのも、ET後2週間程度のときに海に行き、泳ぎはしなかったのですが気付いたら波を避けるため何度もジャンプしてしまい、その翌日から生理通のような鈍痛が続き結果子宮外妊娠との診断だったため、もしかしたらそれが原因で子宮内部から頸部に移動してしまったのでは??と後悔しています。

担当医の意見では、私は生理周期が定期的であるため、受精卵が着床する前に予定通り出血が始まり、それが受精卵を頸部に押し出した可能性があるのでは、ということでした。(受精卵が存在していても、生理のような出血がある場合はある、ということでした)

また今回のETは胚盤胞にて行いましたが、着床までにかかりうる日数というのはどれくらいなのでしょうか?

以上長くなり申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

お名前:さり  性別:女性  年齢:41
結婚歴:11年  不妊期間:5年0ヶ月  不妊治療期間:4年0ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/子宮卵管造影/腹腔鏡検査  これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)/IVF(体外受精)/ICSI(顕微授精)

Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)

不妊治療がうまくいかなかったり、妊娠が途中で終わってしまったりした場合、新しい生命の誕生のプロセスは、まずは、女性のお腹(生殖器官)の中で進むものですから、ご自身がなさったこと、あるいは、なさらなかったことが少なからず関係したのではと、ご自身を責めるお気持ちになってしまうことは、本当に、理解できますし、人間として、当然の感情と思います。

そして、ご心情をお察し申し上げます。

ただ、子宮外妊娠の原因が胚移植後のご自身の行動にあることを確かめる方法はないと思います。

子宮外妊娠は、卵管内の膨大部とよばれるところで着床してしまうケースがほとんど(約9割)で、卵管因子による不妊原因がある体外受精時に子宮外妊娠の割合がやや高くなることから、その原因は、卵管の通過性ではないかとされることもあるようですが、まったく、原因が分からないというケースも少なくありません。

ましてや、子宮外妊娠でも頸管妊娠はまれなことで、その原因を特定するのは困難なようです。

子宮の奥のほうに胚を戻しているはずなのにもかかわらず、子宮の出口近くまでずれてしまったわけですから、ご自身がとった行動がきっかけになって、重力のせいでそうなったしまったのではと懸念されるのも分かりますが、そのようになった原因は、決して、単純なものではなく、複数の要因が複合的に存在し、そして、不可避なものだったと考えるほうが自然だと思います。

これまでの研究では、胚移植後に安静にしておく必要のあるのは、移植後、2~3時間で、その後は、普段通りの生活でとよいというのが、現在、広く受け入れられている考え方です。
つまり、悲しいのですが、たまたまそうなってしまったと。

原因を正確に突き止める方法がなく、また、私たちにコントロールできないものであれば、大切なことは、おこったことをどのように受け止めるかということなのかもしれません。

人間が誕生して以来、長い長い歴史の中で、受精してから妊娠の可能性を自覚するまでの新しい生命の誕生の初期のプロセスは、母親になる女性にとって、まったく、自覚のないままに(知らないままに)、進むのが普通でした。

であれば、体外受精という高度な技術を使えるようになって、本人の自覚のもとに、そのプロセスが進むようになったとしても、敢えて、特別な努力が必要なわけでも、特別な何かを控えなければならないわけでもないと、そのように、 考えてよいのではないでしょうか?
だからこそ、普段通りの生活でよいとされているのではないでしょうか。

ご参考になりましたでしょうか?

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