今後の体外受精の治療方法について
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今後の体外受精の治療方法について
よろしくお願いします。
現在37歳で先日AMHの検査をしたところ4.9という非常に厳しい結果がでました。
去年から転院して顕微授精に向けて2周期に渡りHMG注射を450ml打ちましたが、卵は1つしか育たず採卵は2回とも中止になってしまいました。
(うちの病院では卵は3つはないと採卵出来ないと言われています)
次も生理がきたら来院して、同じ量の注射で刺激するらしいのですが、私のようなタイプは休み無くこのまま同じ方法の刺激を続けて体には負担はかからないのでしょうか?
あと自分なりに調べましたが、卵巣機能がかなり低下しているので、毎回採卵して卵を溜めて移植という方法は有効だと思われますか?
病院の先生には「難しい」と言われておりますが、自分ではまだあきらめがどうしてもつかないのです。
自分にはあまり時間が残されていないのもわかっていますが。
どうかアドバイスよろしくお願いします。
お名前:アイビー 性別:女性 年齢:37
結婚歴:6年 不妊期間:5年0ヶ月 不妊治療期間:5年0ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/卵管通気・通水/子宮卵管造影/フーナーテスト これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)/IVF(体外受精)/ICSI(顕微授精)
Answer【回 答】梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生
AMHは現在残っている卵子の数を反映しますが、妊娠しやすさを示すものではありません。
AMHが4.9ということですが、これは、卵子の数が40歳中頃の平均値あたりまで減少しているという事を示し、やはり閉経は早くなる可能性が高いでしょう。
ただ、妊娠しやすさは、主に年齢によります。
37歳という年齢は、まだ妊娠の可能性が十分ある年齢と考えてよいでしょう。
そんなに悲観することは無いと思います。
残っている卵子の数が減ってくると、HMGを大量に投与しても、体の負担は多くないでしょうが、あまり卵子の数は出てきません。
むしろクロミッドなどのマイルドな刺激の方が卵子の数が増えることもあります。
ただ、AMH値からみて、いずれにしても、3個卵胞がでてくるというのは難しいかもしれません。
閉経が近いかもしれないので、先に何回か採卵し、受精卵を凍結保存しておくという事も選択肢の一つだとは思います。