子宮内膜が凸凹になっていることが判明しました
症状、検査・治療
Questionご質問・ご相談内容
子宮内膜が凸凹になっていることが判明しました
昨年10月末に初めてのICSIを行いました。着床は確認できませんでした。
その後、医師より子宮鏡検査を勧められ、1月末に実施したところ子宮内膜が凸凹になっていることが判明しました。
卵が着床しにくい状況と判断され、子宮内膜そうは手術を先日行ったばかりです。
今はFD-1を入れており(1か月程度の予定)、プラノバールを1回/日、2週間飲む予定になっています。
医師からは「子宮内膜を整地し、その後栄養を与えて養生させます」という説明をいただいています。
今のところ3月に胚移植する予定です。
以下質問です。
子宮内膜の凸凹ですが、これが普通の子宮内膜とどの程度違うのかがよくわかりません。
通常はツルンとしているのでしょうか。
自分なりに調べても、このような不妊治療に行き当たりません。
あまり行われていないものなのでしょうか?
(医師には子宮内膜の凸凹はそうめずらしいことではないといわれましたが)。
この手術によって、考えられるメリットとデメリットを教えてください。
私たち夫婦としては、なぜ妊娠しないのかがよくわからず、手さぐり状態でここまできましたが、残念ながら妊娠には至らず(一度、生理が来つつも初期の妊娠は確認されたことあり)、今年をめどに不妊治療をやめることにしています。が、今回のことで、子宮内膜の凸凹が原因かも、この手術で妊娠ができるかも、という希望が少し生まれてきました。
多少励みになっていますが、客観的なご意見、アドバイスをいただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
お名前:りんご 性別:女性 年齢:35
結婚歴:7年 不妊期間:6年0ヶ月 不妊治療期間:3年0ヶ月
これまでに受けた検査:ホルモン検査/精液検査(ご主人)/卵管通気・通水/子宮卵管造影/子宮内膜検査/フーナーテスト これまでに受けた治療:タイミング指導/ホルモン療法(クロミフェン等の薬の服用)/ホルモン療法(HMG・HCG等の注射)/AIH(人工授精)/IVF(体外受精)/ICSI(顕微授精)
Answer【回 答】妊娠しやすいカラダづくり 細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
子宮腔に突き出している粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープなどで、そのような病変がない場合に比べて、子宮内膜が隆起してしまうことは決して珍しいことではありません。
そして、ポリープや筋腫の大きさや場所によっては、着床の環境が悪化し、着床しにくくなることがあります。
治療としては、子宮鏡下手術で切除するか、大きさが大きくない場合には子宮内膜そうは術を実施します。
一般的な治療法です。
メリットは、もちろん、着床環境が整うことで着床しやすくなり、妊娠の可能性が高くなることです。
デメリットは、まれに子宮内膜が薄くなったり、子宮内膜が損傷し、癒着が起こる(アッシャーマン症候群)などの副作用ですが、そうは術を繰り返したり、技術的な問題によるものですのでそれほど心配ないと思います。
もしも、これまで妊娠に至らなかった原因が着床障害だったのであれば、着床環境の向上は前進と言えますね。