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VOL.683 二人で取り組むカラダづくり

2016年07月17日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.683 2016/7/17
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今週の内容__________________________________________________________

・最新ニュース解説:二人で取り組むカラダづくり
・当社製品&サービス
・編集後記


最新ニュース解説 July.2016_________________________________________

 二人で取り組むカラダづくり
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不妊治療は、二人(カップル)で同時に受診するのが原則です。なぜなら、不妊の原因は、女性側、男性側、それぞれ、だいたい半々くらいとされているからです。

それだけでなく、妊娠の前のライフスタイル改善も、二人で取り組むべきだということを示す研究データが蓄積されてきています。

━ 体内のビタミンD濃度がカップルでリンクする

不妊治療を受けるカップルのビタミンDの体内濃度はリンクしていたという研究結果が、7月初旬にフィンランドのヘルシンキで開催されたヨーロッパ生殖医学会で発表されました。

イタリアの研究で体外受精を受けるカップルを対象に治療開始前にビタミンD濃度の目安になる血液中の25(OH)Dを測定したところ、カップルのビタミンDのレベルがリンクしていて、女性がビタミンDが不足している場合、パートナーの男性も不足している確率が高かったというのです。

ビタミンDの供給源は「食品摂取」と「体内合成」の2通りあり、日光にあたると紫外線の働きによって皮膚でコレステロールからつくられるため、食生活とライフタイルが似ているとビタミンDの体内濃度も同じレベルになるのかもしれません。

そして、ビタミンDは妊娠、出産に際しては女性だけでなく、男性の生殖機能にも深く関わっていることも、最近の研究で明らかになってきました。

これまではビタミンD濃度を測定し、不足している場合はビタミンDのサプリメントを摂るように勧められているのは女性のほうだけが、その場合は、パートナーの男性も一緒に補充すべきなのかもしれません。

━ 父親の肥満(体質)は子に引き継がれる

妊娠時に父親になる男性が肥満だと、その体質が子どもに引き継がれるかもしれないという研究結果が相次いで発表されています。

いずれもマウスを使った実験ですが、精子の遺伝子の働きを調節するメカニズムの変化が子どもに引き継がれることを確かめています。

母親になる女性が、ダイエットなどで栄養不足のまま妊娠したり、食生活の乱れなどで妊娠中に十分な栄養を摂っていなかったりすると、胎児の胎内での発育に影響を及ぼすだけでなく、遺伝子の働きを調節するメカニズムが変化して、子が生活習慣病にかかりやすくなる体質になることがわかっていて、生活習慣病胎児期発症説と呼ばれています。

同じようなメカニズムが父親になる男性にとっても言えるということになります。

━ 二人で取り組むカラダづくり

そもそも、不妊の原因は女性側にあると考えられていた時代が長くあったようです。

新しい命は、母親になる女性のお腹の中で育まれることからそのように思われたのかもしれません。

そして、不妊治療もはじまった当初は女性が受けるものという認識だったようです。

ところが、生殖医療の進歩と普及とともに約半分の確率で不妊の原因が男性側にもあることがわかり、次第にカップルが一緒に治療に臨むことが当たり前になりつつあります。

ただ、「健康な」お子さんの妊娠、出産ということでも、母親になる女性の健康だけでなく、父親になる男性の健康も関与していることが次第にわかってきました。

そのため、妊娠や出産にふさわしいカラダをつくることも二人で取り組むことが大切なようです。

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・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
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・妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
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編集後記____________________________________________________________

梅雨があけると、夏本番、夏は、夜空を見上げて、いろいろな星座を楽しめる季節です。

星座って、考えてみるとおもしろいもので、星座を構成する星たちは、実際の宇宙空間では、とんでもなく離れていたりして、何のつながりも、何の意味もありません。

人間にとって、たまたま、そのように見えているだけです。

ただ、だからと言って、星空を眺めて、私たちのココロに浮かぶことやわきおこる感覚は、間違いなく、"本物"です。

要するに、目線や受け止め方次第だと。

日常で、いろいろなことがあり、時に自分にはどうにもできないこともあるでしょう。

でも、そんな時は長続きするわけではありません。

そんな時にこそ、日常の生活の中に星座をみつけたいものです。

どんな時でも、どんな人でも、いいことやいいところはあるはずですからね。

よい連休をお過ごしください!

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.683
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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